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リフォーム予算の考え方
2024.11.08 | Blog
リフォームを考える際、まず注目すべきは「住まいの基本性能」です。特に耐震性や断熱性の向上には、適切なコストをかけることが重要です。なぜなら、どんなに美しいリフォームを施しても、住む人の安全や快適さが損なわれてしまっては、リフォームの本来の価値が失われてしまうからです。
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しかし、限られた予算内で計画を立てるのも現実的な課題です。そこで、リフォーム予算を賢く使うための考え方をお伝えします。
1. まずは「やりたいこと」を全部伝える
リフォームで大切なのは、自分がどのように暮らしたいのかを明確にすることです。そのため、最初にやりたいことをすべて教えてください。そのお話を聞く中で、私たちはリフォーム後の暮らし方を一緒にイメージしていきます。
また、一級建築士やインテリアコーディネーターによる専門的な視点から、機能性とデザインの両面で最適なプランをご提案します。さらに、空間デザイン心理士®︎の資格を持つプロが、空間環境が住まい手に与える心理的な影響も考慮しながらデザインを進めます。例えば、照明の使い方や家具の配置、素材の選び方一つで、リラックス感や快適さが大きく変わることを知っている私たちは、単なる美しさだけでなく、住まう人の心地よさまでを追求します。
2. 予算内での優先順位をつける
リフォームにおいて、予算の考え方を単純に「金額」だけで決めてしまうと、後々の追加工事や見落としが発生することがあります。たとえば、今回のタイミングで直さなかった部分が気になったり、工事中に見えない部分の修繕が必要になることもあります。追加工事は、材料調達や職人の手配、工期の変更などによってトラブルの原因にもなりやすく、リフォームの楽しみが半減してしまう可能性があります。
だからこそ、理想の住まい像をしっかり共有することが大切です。これにより、予算を有効に使い、設計のプロセスもスムーズで楽しいものになります。そして何より、工事が始まってからの「やっぱり変更したい」という後悔が少なくなります。
3. 私たちは基本性能をしっかり確認します
私たちは既存住宅状況調査技術者の資格を持っていますので、住まいの基本性能を向上させるためにどのくらいのコストがかかるかを事前に把握できます。また、基本性能の改善には国の補助金が適用される場合もあり、コスト面での安心感も提供できます。
4. 段階的なリフォーム計画も可能
予算の都合で、一度にすべてのリフォームを行うのが難しい場合でも、段階的に進めるプランを立てることができます。その際、解体や養生などの無駄な費用をできる限り削減するために、長期的な視点で効率よく計画を進めます。
また、リフォームのプロセスでは空間デザイン心理士®︎の知見を活かし、住まいの環境が家族の心に与える影響にも配慮します。たとえば、家族団らんを促すリビングの家具配置、安眠に貢献する寝室の設計など、住む人がどのように感じ、過ごすかを細かく考えたデザインを行います。
時には、理想の住まいを実現するために、ニーズのヒアリングに1ヶ月以上かけることもあります。お客様にとって最良のプランを一緒に作り上げていくことが、私たちの使命です。