Works 施工事例
三世代同居の不安に寄り添う、暮らしの再設計
2026.01.22

富岡市のT様邸は、これまでお母様がお一人で暮らしてこられたご自宅。
今回の計画の出発点は、単なる「同居するからリフォーム」だけではなく、息子様ご家族とお母様それぞれが、“今の生活を前に進めるため”に、住まいの環境を整えることでした。
暮らし方が変わるなら、住まいの器も変える。
無理に合わせる同居を始めるのではなく、リフォームによって安心できる距離感や居場所をつくり、そのうえで新しい生活をスタートさせる——そんな順番で、住まい全体を再設計しました。
二間続きの和室を、明るいLDKに

長く眠っていた二間続きの和室を、思い切って明るいLDKへ再生しました。
光が入り、風が抜け、家の空気が変わる。ここが家の“輝きの中心”となりました。

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わずか一畳半の畳小上がりに、役割を詰め込む

畳の小上がりは、僅か一畳半。
けれどこの小さな畳が、暮らしの中で想像以上に頼れる“余白”になります。
まだ小さなお子さまが絵を描いたり、ちょっと腰掛けたり。
ときにはごろりと横になって、昼寝をするのも心地いい場所です。
回遊できるキッチンで、暮らしのストレスを減らす

キッチンはぐるりと回れる回遊動線に。
行き止まりがないことで動きが滞らず、体感的にも空間が広く感じられます。対面キッチンからLDK全体を見渡せるため、家の中の気配を把握しやすく、同居の暮らしでも安心につながります。
そして新しい環境で生活を始めるお嫁さんにとっても、視線や動きが整ったLDKは、家事も子育ても仕事も回しやすく、日々を生き生きとさせてくれます。

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水まわりも、明るく・暖かく・使いやすく



トイレはゆとりある広さに整え、浴室は暖かく快適に。それぞれの収納もしっかり確保しました。
毎日使う場所を丁寧に整えることは、同居という変化の中で“安心の土台”になります。

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お母様のプライベートは、きちんと守る

お母様のプライベート空間も、改めてしっかり計画しました。
「一緒に暮らす」からこそ、“ひとりになれる”ことが大切です。生活の境界線を曖昧にしない設計が、同居の不安を少しずつほどいていきます。
きっと不安も、可愛いお孫さんの笑顔から、少しずつやわらいでいく。
その積み重ねを支える“住まいの器”を、丁寧に整えました。
T様、ありがとうございました。
