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家族が自然と集まる「居場所」を作るリフォームデザインのコツ
2025.01.20 | Blog

ビンテージホームでは、建築学だけではなく、心理学の要素を取り入れた設計やインテリアコーディネートをご提案する場合もあります。今月は、「アフォーダンス」という概念を用いて住まいを快適にするご提案を、10のテーマでお伝えしてゆきます。本日は7つめです。どうぞお楽しみ下さい。
アフォーダンスとは何か?
アフォーダンスとは、空間や物が自然に人の行動を誘導する特性を指します。例えば、大きなテーブルを見ると「みんなで集まりたい」と感じたり、柔らかいソファが「ここでくつろぎたい」と思わせるのもアフォーダンスの一例です。この視点をリフォームに取り入れることで、家族が自然と集まり、絆を深める空間を作り出すことができます。
この記事では、ビンテージホームが得意とする家族が集まりたくなる「居場所」を作るためのリフォームアイデアを提案します。
居場所の重要性
現代の生活では、家族がそれぞれの部屋で過ごす時間が多くなりがちです。しかし、家の中に家族みんなが自然と集まる場所があることで、
- コミュニケーションの増加: 一緒に過ごす時間が増え、家族の絆が深まる。
- 共有の楽しみ: ゲームや食事など、共有する時間が増えることで楽しさも倍増。
- 安心感の提供: 家族が一緒にいることで、精神的な安定感が生まれる。
アフォーダンスの視点を取り入れたリフォーム提案
家族が集まりたくなる「居場所」を作るための具体的なアイデアを以下にご紹介します。
- オープンプランのリビングダイニング
リビングとダイニングを一体化させ、広々とした空間を作ることで、自然と家族が集まるようになります。大きなダイニングテーブルやソファを配置して、みんなが快適に過ごせる場所を提供します。 - コミュニケーションキッチンの設置
対面キッチンやアイランドキッチンを設けることで、料理をしながらでも会話が弾む空間を作れます。家族全員が参加できる「つくる楽しみ」も共有できます。 - ファミリールームの設置
テレビやゲームを楽しめる空間を設け、家族全員が一緒にくつろげる場所を作ります。快適なソファや柔らかいカーペットを敷いてリラックスできる雰囲気を演出しましょう。 - 屋外とのつながりを意識したデザイン
リビングから直接アクセスできるデッキや庭を作ることで、アウトドアとインドアの境界を曖昧にし、自然の中でも家族が集まれる場所を提供します。 - 多目的スペースの確保
読書、勉強、工作など、さまざまな活動に対応できるスペースを設けることで、家族が自然とその場所に集まるようになります。同じサイズの2つの机や高さの変えられるテーブルなど可変性の高い家具を取り入れることで、使い方の幅が広がります。
リフォーム成功事例
事例1: オープンプランで家族の絆が深まるリビングダイニング あるご家庭では、壁で区切られていた2室を、一体化したLDKにし、対面キッチンを採用しました。その結果、料理中も家族と会話を楽しめるようになり、自然と集まる時間が増えました。
事例2: ファミリールームで家族全員がリラックス 別のご家庭では、テレビと読書を楽しむ専用のファミリールームを設けました。快適な家具と落ち着いた照明により、家族全員がそこでくつろぐ時間が増えたそうです。
居場所リフォームのメリット
- 家族の絆を深める: 自然と一緒に過ごす時間が増え、会話も弾む。
- 生活の質を向上: 家族全員が快適に感じる空間が生活を豊かにする。
- 家全体の統一感: 一体感のあるデザインが、住まいの魅力を高める。
まとめ
家族が自然と集まる「居場所」を作るリフォームは、日常の生活に大きな変化をもたらします。アフォーダンスの視点を活かして空間をデザインすることで、家族全員が心地よいと感じる住まいを実現できます。
もし、今の住まいで家族の時間が減っていると感じるなら、この記事の提案を参考にリフォームを検討してみてはいかがでしょうか?新しい居場所が、家族の絆をさらに深めてくれるはずです。