Works 施工事例
薪ストーブのある暖かな家
2021.12.26
K様のお住まいは群馬県の北部にあります。
昔ながらの大工さんによって建てられた築24年のその家は、しっかりとしたつくりでした。
しかしながら、K様の住む地域は冬の寒さの厳しい地域。
真冬はなんと室内が氷点下になる日があるとか!
お住まいをとにかく暖かくすることが大事!
寒さ対策を重点的に行いながらリフォームをさせていただきました。
窓周りは二重サッシにし、断熱材を入れてふかふかにお住まいを包んで行きました。
「木造住宅で、リフォームで薪ストーブを入れられる・・・?」
そんなご要望がありました。
もちろん可能です!薪ストーブの暖かさは別格です。今回、断熱性能を上げるとともに、憧れの薪ストーブを入れ、それはそれは暖かな空間となりました。
リビングにあった帯戸は、そのまま大切に残しました。
和モダンの、優しい空間になりました。
床は天然木突板のフローリングで、足触りがとても優しいです。
しっくいの壁と、ケナフ素材の壁紙を貼ることで、自然の優しさを室内空間でも感じられるようにしています。
「対面キッチンにしたいんです。」そんな奥様からのご要望を取り入れて、
今までは、ダイニングキッチンとリビングが分かれていた間取りを、暖かな浴室、脱衣場、トイレ作りと合わせて、水回りの動線や使い勝手、収納を計画しなおしました。
視線の通る広々としたLDK空間に。
対面キッチンは、自然とリビングで過ごす家族と視線がつながり会話が始まります。
小さなお孫さんがいらっしゃるK様。遊びに来るご家族やお嫁さんがキッチンに入りやすく、且つリビングでも過ごしやすい空間の仕掛け。
一新した水廻りも、それぞれに意図をもって設計しました。
空間を広くとるところ、コンパクトにするところ。
浴室は断熱性能をあげることで空間そのものは小さくなったものの、視覚的に空間の広がりを感じられるよう白い出窓にしました。
洗面・脱衣所も空間は小さくなりましたが、収納を設けて動線整理をすることで機能的かつスッキリと。
トイレは、広く取らせていただきました。本格的な介助やバリアフリーのような専門設計ではない、一時的に車椅子が必要になったり、お孫さんの気軽なトイレの付き添いなどができる、ユニバーサルなデザイン。
暖かな家になりましたので、オープンな空間でも大丈夫。のびのびと動けると思います。
もしも扉が欲しくなったら、簡単に引き戸が取り付けられるようにもしておきました。
K様、ありがとうございました。